講座概要
組合員の不満の聴き取りや悩み相談は、労働組合の重要な活動のひとつです。
しかし、多くの役員は、聴き方について学んだ経験がなく、自己流の聴き方になっており、相手の本音を引きし、癒すことができていません。
当講座では、相手中心かつ相手の気持ちを聴くリスニングスキルについて学びます。ソーシャルスキルのリスニングスキルは、カウンセリングスキルを応用しているので、悩み相談などに非常に効果があります。本物の共感は相手に安心感や癒し、信頼感をもたらします。今、組織においては、そのような情緒的な支援の輪の構築が急務なのです。
また、当講座は、一人ひとりの聴き方の癖をチェックし、確実に現場で実践できることを目指しております。そのため通常の講座より人数を絞り、アシスタントを配置しトレーニングの時間を長く設定しています。
また希望する組織には、実践期間を経て「ふりかえり研修」の用意もあります。
「聴く」ということが本当にできれば、組合員の相談を受けるとき、答えを与えることなく相手の自己決定を導くことも可能です。
また、組合役員という役割を超えて、あらゆる人間関係において役立てることができるでしょう。
これからのリーダーには必須のスキルです。
対象者
- 組合員の話を真剣に聴き、活動に役立てたい組合役員
- 職場のリーダー(管理職にも対応します)
研修の特徴
- 筑波大学大学院の宗像恒次教授が開発した対人関係スキル(SAT理論)をベースにしている
- アシスタントがつくので、自身の聴き方の癖を知り、修正しやすい
- 少数精鋭でロールプレイング多めなので、実践的である
参加者の声
- 今まで自分がやっていた相談対応と全く違った。過去に自分に相談にきてくれた人に謝りたい
- 自分でも気づいてないコミュニケーションの癖を見つけてもらったので、直したいと思います。
- 人の話を聴くというのは、こんなにも疲れるのだということがわかった。今まで、いかに人の話を聴いていなかったか実感した
カリキュラム
内容 | 講義/ワーク | |
---|---|---|
1 | リスニングスキルとは 傾聴とは何か 事柄と気持ち 共感について | 講義 |
2 | 共感的な傾聴のコツ 相手が話しやすい場を作る ・沈黙ゲーム 相手を理解するために相手の話を聴く ・2:8の法則 ・開いた質問、閉じた質問 ・効果的な促し 相手の気持ちを受け止める ・感情の焦点化 ・心理ブロッキング | 講義 ワーク |
3 | 効果的繰り返しの練習 ・相手の気持ちを聴く練習 ・練習を通じて、リスナーの態度や聴き方のくせを確認し合う | ロールプレイング |
4 | 事例研究 | ワーク |
5 | 現場を想定したロールプレイング ・グループでのトレーニング(聴き手/話し手/観察者)/・モデリング) | ロールプレイング |
よくある質問
Q.キャンセルしたい場合は?
A.お客さまの都合により、お申し込み済みの日程で開催できない場合は、講師費×下記料率のキャンセル料(非課税)が発生いたします。
料率:お申し込み~開催日の31日前=5% 開催日の30~15日前=30% 同14~8日前=50% 同7日前~当日=100%
※弊社都合または講師の事由により開催できない場合は、上記キャンセル料と同条件(講師費のみ対象)を補償限度額といたします。
Q.セミナーをやりたいけど、どういった講師やセミナーが適しているかわからない場合は?
A.日時、開催場所、対象者、セミナーの目的、ゴールなどの情報をもとに、こちらで最適な講師やセミナーを提案させていただきます。担当営業または弊社人材開発グループ(電話:03-5339-8205)までご相談ください。
Q.セミナーの実施が確定したら何をすればいいの?
A.弊社担当者より、契約書である「講演・研修確認書」をお送りいたします。
ライブ配信の場合は上記のものに加えて、「セミナー配信に関しての覚書」等をお送りいたします。内容を確認いただき、各項目(日時や場所等、開催に関する詳細事項)に記入及びご捺印の上、弊社担当者まで送付をお願いいたします。講演・研修確認書の提出期限は原則セミナー開催1ヶ月前になります。講演実施にあたり必要となる備品のご案内(「講演実施に際してのお願い」)もいたします。
Q.セミナー当日までに申込者側がすることはある?
A.当日の参加人数や講師との待ち合わせ場所等詳細についてご連絡ください。弊社担当者より、担当講師のレジュメや資料をお届けします。お手数ですが必要部数のコピーをよろしくお願いいたします。備品の準備、その他会場のレイアウト確認および設営もお願いいたします。ライブ配信セミナーの場合は、申込者さまの通信環境についても確認が必要です。詳しくは、お送りする「ライブ配信環境確認シート」をご参照ください。
Q.他にセミナーの実施時にかかる費用はある?
A.宿泊先の手配をj.unionにご依頼いただいた場合は、一律9,000円(税別)を宿泊費として別途ご請求させていただきます。ただし、提携講師によっては、上記宿泊費が変動いたします。詳細はお手数ですが、お問い合わせください。公共交通機関以外(タクシー利用など)の費用につきましては、実費請求となります。