講座概要
管理職の方は自分の価値観、これまでの経験から部下への指導の一環の言動が、実はパワー・ハラスメントに該当する場合があることに、気がついていないケースが多々あります。この問題は当事者間の問題ではなく会社組織全体の問題として取り組む必要があります。職場環境の整備の取り組み如何では組合員のモチベーションにも影響することでしょう。特に社員の安全衛生、製品・サービスの質、生産性、会社への信頼などの問題になります。労使でハラスメントを重要な労働問題として認識し、特に人権尊重の立場に立った視点から取り組みを進め、多様な価値観を持つ従業員が快適に働くことができる職場環境づくりの整備を行うことが重要です。 本講座ではハラスメントについて理解し、基礎知識を習得するとともに、労働組合として果たしていく防止策について学びます。
対象者
- 組合員から職場委員、執行委員と対象を選ばず、組織全体で知識の習得をしたい方
- 基礎知識を得て、ハラスメントに対する考え方を正しく理解してもらいたい方(組合員、管理職、組合役員など多くの方が受講可能)
- 組合役員として理解を深め、組合員への関わり方やこれからの取り組み方を議論したい方
よくあるお悩み(課題)
- 職場で実際に問題が発生しているようだが、知識がないので一から学びたい
- 会社では管理職に行っているが、組合員には学ぶ機会がなく、管理職と同様の知識や考え方を持ちたい
- 実際にハラスメントの相談が来た場合の対応方法や、組織での予防策を検討していきたい
研修の特徴
- グループワークを通じて、職場の実態や課題などを仲間と共有することがで、ハラスメントの理解を深めることができる
- 行為者にならないことはもとより、受けないための対応を学ぶことができる
- 参加対象者に応じて、レベル感を調整しながら実施することができる
参加者の声
- 自分の職場の問題をハラスメントの観点からみて捉え直すことができ、整理できました。
- 何でもハラスメントと言いてくるメンバーに対して、境界線がわかったので、職場で話をしてみたいと思います。
- 相談が来たらどうしたらいいかわからなかったですが、方法がわかり気が楽になりました。
カリキュラム
内容 | 講義/ワーク | |
---|---|---|
1 | ハラスメントの定義と法的解釈 ・職場のハラスメントの実態を意見交換 ・各種ハラスメントと法的か解釈とハラスメントが起きる背景 | 個人・グループワーク 講義 |
2 | ハラスメントの種類と内容 ・6つの分類と+α | 講義 |
3 | ハラスメントの境界線 ・どこまでがハラスメント?ハラスメントの該当、非該当のケースを押さえる | 講義 個人・グループワーク |
4 | ハラスメントを起きた場合の判例と法的罰則 ・行為者と企業側の責任や罰則 | 講義 |
5 | ハラスメントの相談を受けた場合の組合役員と労働組合の対応方法 ・被害者への対応から、全体の流れや会社との連携の仕方 | 講義 |
6 | ハラスメント起こさないための労働組合として対策 ・5つのポイントと具体的な取り組み事例の紹介 | 講義 |
7 | ハラスメントしない/受けないための対策 ・日頃の指導の仕方から言動のチェックを通じて対策を議論する | 講義 個人・グループワーク |
備考
- ※「基本の理解」と「相談対応」の双方を実施する場合は3時間以上が最適です。
ハラスメントに関する実態の情報や組合アンケートなどがあれば共有していただければ、反映させることも可能です。
よくある質問
Q.キャンセルしたい場合は?
A.お客さまの都合により、お申し込み済みの日程で開催できない場合は、講師費×下記料率のキャンセル料(非課税)が発生いたします。
料率:お申し込み~開催日の31日前=5% 開催日の30~15日前=30% 同14~8日前=50% 同7日前~当日=100%
※弊社都合または講師の事由により開催できない場合は、上記キャンセル料と同条件(講師費のみ対象)を補償限度額といたします。
Q.セミナーをやりたいけど、どういった講師やセミナーが適しているかわからない場合は?
A.日時、開催場所、対象者、セミナーの目的、ゴールなどの情報をもとに、こちらで最適な講師やセミナーを提案させていただきます。担当営業または弊社人材開発グループ(電話:03-5339-8205)までご相談ください。
Q.セミナーの実施が確定したら何をすればいいの?
A.弊社担当者より、契約書である「講演・研修確認書」をお送りいたします。
ライブ配信の場合は上記のものに加えて、「セミナー配信に関しての覚書」等をお送りいたします。内容を確認いただき、各項目(日時や場所等、開催に関する詳細事項)に記入及びご捺印の上、弊社担当者まで送付をお願いいたします。講演・研修確認書の提出期限は原則セミナー開催1ヶ月前になります。講演実施にあたり必要となる備品のご案内(「講演実施に際してのお願い」)もいたします。
Q.セミナー当日までに申込者側がすることはある?
A.当日の参加人数や講師との待ち合わせ場所等詳細についてご連絡ください。弊社担当者より、担当講師のレジュメや資料をお届けします。お手数ですが必要部数のコピーをよろしくお願いいたします。備品の準備、その他会場のレイアウト確認および設営もお願いいたします。ライブ配信セミナーの場合は、申込者さまの通信環境についても確認が必要です。詳しくは、お送りする「ライブ配信環境確認シート」をご参照ください。
Q.他にセミナーの実施時にかかる費用はある?
A.宿泊先の手配をj.unionにご依頼いただいた場合は、一律9,000円(税別)を宿泊費として別途ご請求させていただきます。ただし、提携講師によっては、上記宿泊費が変動いたします。詳細はお手数ですが、お問い合わせください。公共交通機関以外(タクシー利用など)の費用につきましては、実費請求となります。